2012年5月21日(月)
ドイツゲームスペース@Shibuya、ゲームマスターの児玉です。
今回はドイツゲームスペースでも毎月行われている、
「人狼ゲーム」の詳しい説明です。
【世界観】
平和な村に「人の姿をした狼(人狼)」まぎれたらしいというウワサが…。
人狼は夜な夜な村人を喰らうらしく、早く見つけ出さなければならない。
だが、人狼は太陽の光の下では力を失い、人の姿になっている。
そこで、村人たちは昼間に話し合いをして「人狼と思しき怪しい村人」を探し出し、
人狼であるようにと祈りながら処刑を行います。
しかし、誤って人狼が生き残ってしまった場合、また恐ろしい夜がやってくる…。
人狼を滅ぼし、村に平穏はやってくるのであろうか?それは、神のみぞ知るところである。
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【ルール】
■プレイヤーは「村人」「人狼」に分かれます。
誰が「村人」で、誰が「人狼」か分かりません。
■昼と夜が交互に訪れます。
【昼】プレイヤー全員で誰が人狼なのか話し合い、
「人狼だと思うプレイヤー」を多数決で処刑(ゲームから除外)します。
【夜】プレイヤーは寝静まり(目をつぶり)ます。
人狼はこっそりと適当なプレイヤーを食べ(ゲームから除外)ます。
■そして…
村人の中に隠れた「人狼」全員処刑できれば村人達の勝ち。
村人の数が人狼といっしょになったら人狼達の勝ち。
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【ゲームのポイント】
協力が目的のゲームではあるのですが、
協力している村人の中に「協力をしたフリをしてミスリードをさせる人狼」がいるため、
「一見協力していながら、ホント/ウソを言っているのは誰だ?」という状態になっています。
これがこのゲームの面白いところです。
そのため、人狼は自分の誘導でうまくウソをついて
他のプレイヤーを人狼と間違えさせることができれば最高の快感ですし、
自分のちょっとした言い間違えやウソを見抜かれてしまうとこれがすごく悔しい。
逆に村人は誰かの発言の矛盾や言動、ちょっとした目の動きなどから、
「どう思っているんだろう?」「こやつは村人か?人狼か?」を自分なりの
理屈で考えたり、もうわかんないや!勘で行ったれ!とか言って、
これもスバっと当てれば快感、外せばくやはり悔しい。
村人も人狼もプレイを重ねるごとに、どうやって新しい騙し方や探し方をしようかと
ドンドン考えていくようになります。
そのあたりが、次こそは!と思う中毒性をもったゲームでもあるのです。
そして、一般的なゲームのような定石というものはあまりなくて、
プレイヤーごとの個性が攻略のカギを握るゲームです。
・緻密に理屈を組み立てる人。
・言っていることはむちゃくちゃなのに強引に場を誘導する人。
・寡黙を決め込んで存在を消す人。
・分からない~と言いつつ自分の情報をあまり出さずにいる人。
・丁寧かつ善良で協力的なのに実は人狼な人。
・ぶりっこしながら巧みにすり抜ける人。(笑)
道具も複雑なルールもないのに、人間の個性があるだけで
ゲームの展開がここまで変化するゲームはなかなかありません。
ここを読まれたアナタ、人狼がしたくなりましたね。
さあ、レッツ人狼!
レッツドイツゲームスペース!
是非とも、毎月のイベントをチェックして
参加してみてくださいね!